E. うどんご飯漬物・混ぜご飯と茶飯

長引く1998年4月15日(水)ロスカスターニエ社内

ミュージシャンの昼食代金の支払いの戦い

*皆が払いたいという事案


「もう休憩だし社長タイムじゃないからね。君たちは仲間なの。

一味とか一家とか、なんでもいいよ。まあ一緒にいる時間は家族。

仮に僕が一家の長男でそうだな、僕が働き始めた時は2人は小さい。

小さい子にご飯を食べさせるのは、お兄ちゃんの喜びだと思う」


「そんな、いつも年齢のことで言うなら、僕も知神君も、一生

頭が上がらないじゃないか。頭いいし、見た目いいし、妖怪の

様に色々なことできるし、佐粧さんは一生僕の年上じゃないか」


神様と言う表し方はあるが、妖怪の様にってすごいな。

末竹君は河童見ているし。


「頑張ってお家を買ったら、ご馳走して下さい。それまでは、いい」


「だったら僕は一生賃貸に住み続けるもん」


末竹君、意味は分かるよ。困るでしょ、ってことだね。


「それもいいと思う。なかなかいいと思う。おうちを買うとね

お手入れが大変だし、マンションも工事とか、補強とか修理で

周りと足並み揃えないと。買った金額以上にためておかないと」


「じゃあ、僕はお家を買わないから、一生、佐粧さんにご馳走

されちゃうの?嫌だあ。お家の話はなんかおかしい」


「じゃあ、僕がAdalheidisの生みの父親だからっていうのは?」


生みの親の例え。聞いたことはあるけれど、お父さんだったのか。


「ぼくはなんだか佐粧さんを騙してご飯をご馳走になっている気が

するんです。人の良いリーダーにたかっている気がして」


「僕は人は悪いよ。2人共健康だし心配はないんだけど、顔見て

られるからご飯はいい。気持ちの変化とか表情にでることもある。

2人共ここに来てからの年数は、まだ幼稚園位だ。僕は成人式だ」


「確かに僕は年中さん位かな、知神君は年少さんを出た位?」


所属年数だけは、若いかも。僕の見た目は17、8年目に見えるかも。


「少しの差で2人ほぼ同じだね。だけど、2人は僕が思っていたより

物覚えもいいし、違う分野でも頑張っている。無理なことでも

きいてくれて見事にやってくれた。たまにはお礼したいからね」


たまにじゃなかったよ。でも「家買ってから」という例えを出す位だし

佐粧さんとぼくの財布を同じ使い方をする「財布」と考えては

いけないのだろう。

佐粧さん、何を言おうとしているんだろう。僕達は何も不満はない。


「やだなあ、何か重い病気とかにかかってるの?こっちが心配」

「ぼくも心配ですよ」

「とりあえずは大丈夫。健康診断までには時間があるし何が起きるか

わからないから血液検査をしているよ。それでどこか悪かったら

即検査する。みんなと一緒に働くというのに、僕が病気だと僕が

困るでしょ?僕なんて3ヶ月に1回は採血。ねえねえカレーうどんを

こんなに上手に食べる人しってるぅー?」


あーやられた。話をどこかにもっていかれてしまった。


スーツにネクタイで(ジャケット脱ぐけどジレは着ている)うどん。

それもないが、カレーうどんはありえないな。テーブルから少し

離れて食べるとかではなくて、どんぶりを持っているんだ。

手の指長いなあ。かっちりとした大きい手。

「それで、CMが決まりました」


末竹君が怪しいよ、佐粧さん騙されていない?と問うたら

「某地方で有名なパン屋さん」だよ。2人ね。僕も行くだって。