C. 休日のミュージシャン2人・ミュージシャンだが社長が1人

1998年4月15日(水)お昼の時間に佐粧社長から内線


(ぼくと末竹君はロスカスターニエ社内・デルハ室にいた)


「僕達は休日に出てきたんだし、カフェテリアは行かないよ。

だって、定食が2人分減っちゃうでしょ」


「休んでる社員もいるからそれ程気にしなくてもいいんだよ。

でもそういう気持ちはありがたいね。ただ関係ないから定食は

食べたければどうぞなんだけど」


「それって区役所とかで食堂開放している感じ?」


「うーん、どうだろう。ここに入ってくるのは割と大変だから。

入って来れたら使えると思えばいい。考えすぎなくてもいい」


「でも、今日は遠慮するよ、カフェテリア」


末竹君がしっかり話しているから、僕は流されるのが楽しい。


「そこでです。僕は出前を頼む。一緒に食べよう。お品書きが

そこにもあるでしょう?某そばうどんにしようかと思うんだけど。

かつ丼も親子丼もあるし、ご飯ものも他にもある」


「僕も食べたくなった。おかめうどんがいいな、少し足りないかな」


「知神君は?」


「わかめうどんに、茶飯(中)とお漬物セットを」


「知神君の選択は正しいよ。末竹君は、お握り(小)を2個足しておく。

僕はおひつで混ぜご飯頼むから、足りなかったらわけてあげる。天ぷらの

皿も取ろう。しばらくしたら2人で1階に取りに行ってもらうから」


警備のお部屋あたりかな。


しかし、何でそばうどん屋さんで【おひつ】にご飯頼むのだろう?


「佐粧さんは基本のうどんは何ですか?」


「カレー(大)。【とにかく2人前からじゃないと出前は無理】なの。

そういう決まりでね。そこでもしかして2人はいるかなーって思ったら、

末竹知神組がいた。なんの気兼ねもなく出前してもらえるでしょう。

僕も休憩取りたいし。Adalheidisの部屋で3人で食べようよ」


なんとなくそうなったけれど、お茶位熱いの用意しないと。

だけど、今は【佐粧社長】の時間だから、こんなフレンドリーな話し方

していないと思うけれど。


夜行性の人達に、佐粧さんが昼間社長の時は【わたくし・わたし】と

言っていることを伝えると、ぼくが初めてジョークを言ったと笑った。

佐粧隆が自分のことを言う時は「俺か僕か」と思われているんだ。


わたくしは、ご飯になると僕になるのか、ぼくと末竹君だと僕に

なるのか。たぶんAdalheidisの部屋に来る予定だからだろう。


また内線があった。


「警備室にもうすぐ届くって。2人でお願いします。岡持ち2つ

あるから、お蕎麦屋さん体験ができるよ。僕はもう少しかかる。

ごめんねー、直接デルハ室に行くからー」


さて。


「知神君、岡持ち、持ったことある?」


「ないない。だけど2つに分けるほど量があったっけ?」


初めての体験をすることになった。【岡持ち】を持つなんて。

初めてでも失敗は許されない類のもの。ぼくが必ず1個は持つのだ。

下手すると食事をだめにしそうで緊張。


だけど楽しいという、何とも言えない気分だ。

末竹君は【岡持ちギタリストたち~♪】と歌っている。

即興だとは思うけれど、歌詞があるなら知りたい。