番外編:2023の2人・つきこさんと16歳年上の僕

2023年(令和5年)3月27日(月)


ちょっとだけ(先週あたりです)前のお話。


つきこさんは会社にお休みをもらって(かなり前から

お願いしていたみたい)病院へ行きました。


また歩いて行こうとする。気持ちはわかるよ、

運動量が減っているから歩きたいんだと思う。


その代わり僕は「帰りは迎えに行く」と言い切った。


隆君がXX(地名)に駐車場を持っていて、パスがある。

そこからちょっとお出かけしよう。



今また感染者が増えてきたから慎重にしないと。

僕は60代後半。つきこさんは50代前半。


近い場所で短時間のデートをしよう。



佐粧隆は、友達というよりは、名字の違う家族的な

なんだか僕もよくわからない存在になっている。


昔からだったかもしれないけれど。



つきこさんと駐車場から5分歩いて

某ターミナル駅に行った。



僕は高齢者になっている。マスクが必要。


つきこさんは病院に行くときだけではなく


会社の仕事でもマスクは外せない場所にいるのだ。



ターミナル駅は冬休みの観光客もいるから案外人が

多かった。僕達は少食になり、美味しいものを

たくさんは食べられない。少し悲しい気持ちになる。


「やっぱり、○にしようよ」僕は言う。


「秀行さんが美味しいと思ったら本物なんだね。

あの時から周りのお店がどんどん変わっていくのに

全く変わらないで同じ場所にあるのがすごいね」


お店に並ぶ。


3人、前にいたがすぐよばれた。美味でした。



帰りの車でつきこさんの、左ほお近くにあった

「良性腫瘍」のことを聞く。気にして触ることは

よくないらしい。マスクで隠れるから会社では

大丈夫。電車でも大丈夫、という。



2023年3月13日から、マスクを外してよいという

ことになったけれど僕達は必要があって、外には

つけていく。人のいない公園では外したけれど。


雨の後の桜、公園には2人。つきこさんと2人。


桜って昔より早く咲くようになったよね?


マスクをはずして外に立った。

懐かしい感じがした。


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次回、番外編:2023・佐粧隆xxx