追いかけてくる12月は95年・つきこさんと16歳年上の僕

1995年11月28日(火)昨夜は知神君が来てくれたのでスープも作った。


昨日(月)の夜はミートソーススパゲティ、サラダ山盛り

(香りがいいのでゆずも少し使ってみた)固形コンソメで

トマトと卵のスープを作った。だって知神天使なんだもん。


しかし高校のとある生徒の進路の話は、もう学校にまかせれば

大丈夫だが、深刻な話を隆君に持ち出された。


デルハ(Adalheidis)のイサさんと会えない。稽古に来ない。


シークレットライヴ(ファンのための秘密のコンサート)は

大丈夫なんだろうか。パンフレットやグッズもあるらしいのに。


一昨年は水疱瘡になったイサさん。その時ギターは僕が手伝い、

リーダーはベースを弾いた。僕は悪いけれど少し楽しかった。


だけどリーダーで社長の隆君は悪夢のような日々だったという。

初日開演まではね。今もそんな恐怖の中にいるのか?


僕は和菓子の全国コンテストが12月9日にある。逃げられない。

隆君もそのことは知っている。


その日はみんな黙りがちで、月曜の、ちょっとだけ美容室が出る

ドラマを見て、知神君も隆君も帰る用意をした。


「今週で僕達出るのは終わりになっちゃったんだって。来週から

全員10代と20代の男性アイドル4人出るの決まったよ。これは

噓でも何でもなくて、僕達のシーン使いすぎちゃったらしい」


「僕はホッとしたけれど知神君が気の毒だよね。やっぱり1回

2分位で良かったのに、5分も使うからなくなったんだよ」


「秀行君、ちょっと違う。僕達が出たシーンは実は人気があった。

視聴率なんて怪しいものだけど、僕等が出るとあがったんだよ。

あの面白くないドラマがね。僕達セリフもないのに」


セリフがあったら全国放送の手伝いに行ったりしていないよ。


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1995年11月28日(火)


「いってきます。朝ごはんありがとう。隆君会社にくるんでしょ?」


「ROSSKASTANIE社の社長で来るの。なんか衣装の変更が多くて

こちらも清水さん引っぱり出せるか。小林さんとアシスタントの平君

が来たら、次長は2人で0.5人前になっちゃうって。マイナスなのー」


「美味しいもの作って待ってるから、つきこさんも気を付けて

会社行ってね。ちゃんと話聞くからね」


つきこさんは不思議なことを言った。


2人で1.5人前ならわかるけれど。アシスタント(バイトさん)の

平君て、使えないのかしら。まだ覚えている最中?


清水さん(ベテラン)裏方が来ないかもしれない公演?

衣装の変更が多い。そしてイサさんだよな、やっぱり。


僕のことじゃないけれど話は必要みたいだ。