23・知神君の翼(従弟の責任、関係ない僕)

1996年3月上旬・映画はオールアップ。僕の分だけ撮影は 終了して、ホッとしたころの話。 【知らない人達】が【知らなかった人達】になり、名前を 知ってもらえて(ぼくは俳優ではなくギタリストなので無名) 一緒に昼食を食べたり、休憩時間に話をするようになって バレンタインの後に会った女優さんにお菓子やお花を頂いた。 人見知りのぼくを「東京で撮影」のときには…

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僕の横で眠れば大丈夫・つきこさんと16歳年上の僕

1996年3月7日(木)泣いたり笑ったり。たぶんずっと可愛い。 「つきこさん」 「はい、何でしょう」 「怖い夢見させないから」 「あー、腕のすじが切れちゃうよー」 「重くありません。大丈夫だよ」 僕は片手につきこさんを抱えて自分の部屋に行く。 僕のベッドは大きい。たぶんセミダブルより少々。 ダブルサイズよりは少し小さ…

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これは寝ているときに見た夢で・つきこさんと16歳年上の僕

1996年3月7日(木)ためらうつきこさん。 つきこさんが怖い夢を今朝見たので、内容を聞いた。 「実在する人が出た。夢なんだし、その人とは関係ない。 聞いていて気分がよくないよ。現実じゃないんだし」 そう言われても、僕は気になった。だってつきこさんが 僕に話すとラクになるんじゃないかって思う程、その夢で 体力を消耗したみたいで心配。 …

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怖い夢で泣くくらいなら・つきこさんと16歳年上の僕

1996年3月7日(木)朝方、えーん、と泣く声がした。 昨日は2人共シャワーだけで、各自の部屋で寝た。 僕がいびきをかきそうだったのと、つきこさんが 映画の試写会の後、かなり疲れたみたいで、会社に 行く鞄の支度をしながらぼーっとしていたから。 僕は軽い寝息で、いびきはかかなかった様子。 朝5時前に、エーンと泣く声が聞こえて、慌てて僕は つ…

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