かつてない程の温泉・つきこさんと16歳年上の僕

1996年1月27日(土)温泉旅館に僕とつきこさん。 「つきこさん」 「ハイなんでしょう?」 「僕、大浴場行ってくるよ」 「ここの冷蔵庫にコーヒー牛乳入ってるからね」 つきこさんには【家以外のお風呂の後はコーヒー牛乳】 を飲む、江戸っ子が脳内に住んでいる。 「一緒に行ってマンガ読んでこようよ。僕はあの バンドがどうな…

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親切に置き去りにされた僕達・つきこさんと16歳年上の僕

1996年1月27日(土)荷物はまとめてあったんだよ、昼食前に。 お鍋。初めて食べた【しし鍋】は味噌味で、体が温まった。 お食事処の荷物入れ?に僕等の荷物を預けておいた。 昼食後に帰るとき、楽でしょう? つきこさんは洗面所に行った。 隆君が話しかけてくる。 「では、またすぐ会おう。秀行君、何、間抜け面してるの? 日曜有給休暇取ったって…

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昼食の前にお土産な隆君・つきこさんと16歳年上の僕

1996年1月27日(土)僕はおんぶに抱っこな宿と食事。 「少し早く行って、お土産1箱、菓子技能鑑定士にじっくり 選んでほしいんだけれど」 ここはつきこさんと僕のいる緑松のお部屋。古い旅館なので (由緒あるとかって言った方がいいのかな?)客室の間取りが 広く、洗面所が広くお手洗いが独立している。清潔な旅館。 ただし、部屋の中にお風呂はない。大浴場か…

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21・知神君の翼(知神目線)・つきこさんと16歳年上の僕

1996年1月下旬 ぼくには実家がない。あるのだが、そこには僕が最も 苦手な「大地」という従弟が住んでいる。おそらく親が ぼくのために用意した部屋に。 ここ数年は従弟の婚約者?の謎の女性もその部屋にいる。 ぼくの父は女性が一緒に暮らすのは、ちょっと嫌がっている。 だが、最初に注意しなかったのだから仕方ないんだよ。頭が 固いくせに、従弟にいい顔…

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