3分の中に差がつくと怒る人・つきこさんと16歳年上の僕

1995年10月16日(月)知神君と隆君と夕食後。 「知神君てさ、人見知り少しあるよね?」 そんなことを聞くために、あの鋭い目つきになったのか? 隆君の観察眼は信用できるとは思うけれど。 「はい。おっしゃるとおりです。昔はひどくて話しかけてくれた 人とだけしか口がきけなかったり。就職して、そうもいかなくて 困っていたけれど、ちょうど聞き役が…

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君は悪くない、気持ちは変えられない・つきこさんと16歳年上の僕

1995年10月16日(月)夕食を食べながら。午後7時20分。 「秀行君はどうせ白いクッキーがあると思って、お菓子は辞めた。 小松崎に頼んで出張先で買ってきてもらったんだ。白菜とリンゴ。 どっちも、姫のお家と秀行君の実家にも分けられると思う」 重そうな箱は知神君が持って入って来た。 「何よりの物だよ。ありがとう。でも末竹君や知神君は?」 …

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平日のお客様とお話とドラマ・つきこさんと16歳年上の僕

1995年の出来事。 1995年10月16日(月)スパゲティーを茹でるお湯を沸かそうと。 電話を取ると例の人からだった。平日の午後7時前の電話は 珍しい。大体夕食後を狙ってかけてくるのに。 「秀行君、今から行って大丈夫?」 「え?なんか話?」 「うん。で、ご飯なんだけどね」 あーしあわせ、と言ってくれたつきこさんだが、…

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