その2・またですか・つきこさんより16歳年上の僕が、あきれる

1993年5月中旬頃 「彼女は、確かにそういうこと言うね。ちょっと待って。 そういえば、僕の会社の近くで出会ったんだよ。確かねチラシを 配っていたんだ。自分の劇団の。いちごとかすたあど とか言う 小劇場でも見ない様な。僕は昼食に出たところだったから、もしも 戻ってきたとき彼女がいたら、お茶にでも誘おうって思ってね」 ナンパ好きだなーこの人。可愛かったの…

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またですか・つきこさんより16歳年上の僕が、あきれる

1993年・5月中旬位 「熱はもう大丈夫?」 「治った日を含めて5日間、事務と後半は接客。腕が鈍りそうだった。 たぶんストレスとかで風邪じゃなかったんだよ。薬効いた気がしないし」 「急に熱上がってびっくりしたよ。感染性じゃなくて良かったね」 「心配かけたね。ごめんね。今は生菓子作っているよ。初夏の緑」 つきこさんが笑顔になる。そしてちょっと不安な顔をす…

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番外編・わたしの秀行さんと親友の魔性の佐粧さん

最初に佐粧さんと会ったのは、そもそもわたしの仕事。 去年の11月だった(今は1993年5月)。 佐粧さんは某会社所属の某バンドの「黒髪の姫」だった。 12月に秀行さんと「お互いの」7年間の「思い込みの片思い」が終了。 つまり、わたしは16歳年上の人に思い切りよく嫁に行った。 22歳は早かったけれど、わたしも会社員になって2年目だったし 今も仕事は続けている…

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週末の買い出し・16歳年上の僕・3人で

1993年5月休日2日目の秀行・残りは明日のみ 秀行の風邪の熱は平熱に戻った・お見舞いの佐粧が滞在中。 これからつきこと秀行と佐粧君(手伝い)で買い物へ。 「近いでしょう?」 「何で君の車を僕が運転するの?僕のでいいじゃないか」 だって、人の高級車で買い出しって普通気が引けるよ。 トランクに何か、例えば肉のドリップとかたらしたら嫌だし。 今ま…

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